先週一度涼しくなったのにまた蒸し暑い日々が戻ってきた薬局周辺のお天気です。
写真は「ツルニンジン」の花です。山間部ではよくみられる野草のようですね。患者さんのご家族の方から薬局の近くの山から持ち帰られた苗をいただいて、毎日水やりをしておりますと、ずいぶん大きくなりました。そのうち大きな根が形成されて、薬用に使えるとか。滋養強壮、去痰、高血圧、最近は抗がん作用まであると言われているそうです。人参といっても、赤くありません。高麗人参みたいに白くて大きな根ができます。でも、薬用に使える根に成長するまで、10年かかるそうなので、気長に待たないといけませんね。
さて、ここ数日、発熱でお越しの患者様が多く見受けられました。夏の疲れが出る時期なので、おなかの調子を崩したり、風邪をひいてしまったり、そういった患者様が増えます。しかし、咳や鼻の症状の前に、インフルエンザみたいに熱が高くなる方が多いように感じます。インフルエンザの検査をしても陰性なのですが、熱が高く出るタイプのウイルスが流行っているのでしょうね。
ウイルスによっては脳に作用するものもありますが、安易な解熱剤の使用でそれを促進することもありますので、解熱剤の使用については先生や薬剤師とよく相談してください。
大人でも子どもでも、熱が高く出たらまず水分補給が必要でしょう。漢方薬で、汗をたくさんかいて熱を下げるタイプのものもありますが、汗がたくさん流れ出て水分が体から減ってしまうとまた体温が高くなります。なので、しっかり水分をとるようにしてください。ミネラルも汗と一緒に出てしまいますので、ミネラル補給も大切です。ミネラルが足りなくなると、筋肉がけいれんを起こします。例えば、足がつるとか。発熱していなくとも、疲れていると、明け方に足がつる方が多いように思うのですが、ミネラル不足でそのようになっているのかもしれません。
ミネラルはどうやって補うのかと尋ねられますが、「海のものを食べてください」と答えます。海はミネラルの宝庫。貝や海藻を食べていただくのが良いかと思います。それが難しければ、OS-1などの経口補水液ですが、やはり、なかよし薬局でも販売している薬草茶もお勧めいたします。薬草も、ミネラルたっぷりですよ。
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