眠れない秋の夜長(10/5ブログ)

眠れない秋の夜長(ブログ更新がシステムの関係で長らくできておりませんでした。こちらは10月5日にあげたブログです。)

コスモスがたくさん咲く季節です。この季節はさわやかな風に揺れるコスモスを見るのが大好きです。しかし本日は台風が通過する日で、残念ながら秋風にゆれるというよりも、暴風にさらされているコスモスの図です。
さて、タイトルの眠れない夜。実は秋に不眠になる人が多いそうです。春は「春眠」と言って眠くて眠くて仕方がない季節なのに、秋は眠れなくなってしまう。それはなぜでしょう。
理由に考えられているのは、日照時間の変化と夏の疲れ。気温がまだ高くても、夏至は6月にとっくに終わっておりますので、日が暮れる時間がずいぶん早くなります。最近6時半にもなると真っ暗で、夜更けのような気分になってしまいます。それで、体内時計がくるってしまって、もう寝る時間になっていても、それを感じることができなくなってしまっているわけです。
もう一つ、夏の疲れ。これは今年のように猛暑が続いた夏の後起こりやすいと考えられています。暑い夏に眠れないのはよくあることです。気温が高いと睡眠を呼び込む副交感神経が働きにくく、興奮状態を維持する交感神経が優位に働くため、熱帯夜は眠れません。その状態に慣れてしまうと、神経のバランスが元に戻らず、せっかく夜、涼しくなっても副交感神経が働きにくいのです。
体内時計と、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスを取り戻すためには、どうしたらよいのでしょうか。
一つは日中光を浴びること。強い光を数時間浴びることで、体内時計をつかさどるホルモンが元気になります。どうも日光ではなくてもいいみたいで、普段太陽が高い位置にある時間帯に、強い照明に数時間当たってもよいようです。昼間に暗い室内で過ごしてしまうと、体内時計が元に戻りませんのでお気を付けください。
もう一つ。自律神経のバランスを元に戻すには、そういう環境に体をもっていくしかありません。夜お布団に入る前は暗いところで、テレビなどもつけず、好きな音楽を小さな音で流して、ゆったりと過ごして、逆に数時間前は少し運動して体を疲れさせるのもいいようです。
夏の疲れは秋に落としましょう。そして風邪をひきやすい冬に備えましょうね。

なかよしやっきょくさんの写真