トイレが近くなる、季節。

トイレが近くなる、季節。
11月13日、お天気の良い日曜日に岡山市内で「おかやまマラソン」というマラソン大会が開催されました。沢山のランナーが、紅葉で色鮮やかな岡山市の中心部を走り抜け、さわやかな汗を流しておられました。
(一社)岡山県薬剤師会のアンチ・ドーピング小委員会では、マラソン大会のスタート、ゴール地点の運動公園で、「お薬相談、アンチ・ドーピング相談」ブースを設けて相談に応じさせていただきました。相談される方々は、普段は医療機関でなかなか聞けないいろんな相談を持ちかけてくださり、こちらも大変勉強になりました。
なかよしやっきょくさんの写真

さて、まだまだ岡山市内は日中お天気が良いと汗ばむこともありますが、朝と夜はやっぱり冷えます。近頃トイレが近いと言って頻尿のお薬を処方される患者様が増えてきました。頻尿のお薬は副作用として血圧が下がったり口が乾いたりすることがありますので注意してくださいね。口が乾いたときに水を飲みすぎるとまたトイレに行きたくなりますし。本日お越しの患者様は朝起きてから寝るまで11回、夜中に5回。「寝た気がしない」とのことでした。夜中のトイレは意識がもうろうとした状態ですので、転んで骨折してしまう場合もあるので要注意です。
冬になるとどうしてトイレが近くなるのでしょう。気温が高いと体から汗となって水分がどんどん出て行ってトイレはあまり行きたくありません。しかし、冬は汗をかきません。なので、体の水分が外に出ていく機会を失っています。また、寒いと血管も膀胱も縮まりますのでトイレが近くなります。もともと加齢とともに膀胱が収縮しやすい状態になったり、男性は前立腺の問題もあり尿の出が悪くなったりしますので年齢の高い方に関してはさらに重大問題です。
冬のトイレの回数増加は気温の関係で尿意が近くなるわけですので、下半身を冷やさないように気を付けましょう。そしてトイレを我慢しないでください。我慢していると、出せなくなってしまうことがありますからね。でも逆に、次のトイレまでに時間を稼ぎたいからといって、毎回絞り出すような排尿はしないでください。お腹の中の臓器が下に下がってきて、またトイレの回数が増えてしまいます。
頻尿って厄介なのですが、排尿は大切な生理作用です。頻尿も上手に付き合っていただいて、長く快適な冬を過ごしてくださいね。