中性脂肪の話

なかよしやっきょくさんの写真

これはセンブリの花です。野草茶をいつも作ってくださる、美咲町の後藤さんが、納品の際に持ってきてくださいます。センブリ、テレビ番組の罰ゲームなどで「センブリ茶」を見たことがある人がいるかもしれません。
センブリは千回ふっても(煎じても)、まだ苦い!という意味でその名が付きました。もともとセンブリは苦味性健胃薬として使われている生薬になります。この苦みが、胃を刺激して食欲を増して消化力を上げてくれるお薬なのです。実際私も葉っぱの先を少しだけかじってみましたが、悶絶する苦さです。
その味とは裏腹に、かわいい花をつけますね。これはとても栽培は難しく、種をまいてから2年後に発芽するという、のんびりと成長する野草になります。今の時期には、水が豊かな土地で花が見られることがありますので、山の散策の際は、ぜひ足元をよくごらん下さいね。食欲の秋なのに食欲がない人は、洗って干して煎じてみましょう。きっと食べられるようになります。
しかし、食べすぎには注意です。おかやまはブドウの産地ですから、この時期ブドウを大量に食べる方が多くいらっしゃいます。そうしてこの時期増えてくるのが「中性脂肪が高いと言われた」とおっしゃる患者様。
ブドウだけではなく、新米、芋類、カボチャなど、でんぷん、糖質が豊富な作物がどんどん世の中に出てきます。昔は冬は食べ物が少なくて、秋に食べる必要があったからタイミングよく食欲と食べ物の供給が合わさったのですが、今はいけません。冬も食べ物豊富です。
炭水化物や糖質を多く含む食べ物を食べると、血液中の糖の濃度が上がります。正常な体ならインスリンが分泌されて、細胞内に糖が取り込まれます。糖がそのままエネルギーに変わればいいのですが、余ってくると、糖は脂肪として蓄えられます。それが血液中にも出てきて、中性脂肪が増えてくるわけですね。
「中性脂肪が高い」と言われて、お肉や油を控える人がいるのですが、植物性の、良い油(亜麻仁油、えごま油、ごま油、オリーブ油など)は生のまま、積極的にとられるといいと思います。お肉も赤身はしっかり食べてくださいね
減らすのは、炭水化物と甘いもの(お砂糖を含むもの)、岡山の人はぶどう!