写真は出かけているときにたまたま見かけたススキです。
穂が光に当たってきれいに揺れていました。日本の秋らしくていいですね。ススキはまだ穂が完成する前に、食用にできるそうですね。そういえば、秋の七草のひとつ。秋の七草はナデシコ、オミナエシ、キキョウ、フジバカマ、クズ、ハギ、そしてススキです。ススキ以外はすべて薬草として使われてきました。ススキは食用ですが、薬効についてはあまり知られていないようです。
そろそろ、この辺の稲刈りも終わり、農業をされている方は少し落ち着くのでしょうか。年末の忙しい時期が来る前に、少し骨休みしてほしいと思います。
休みと言えば、休憩にホッと一息、何をお飲みになりますか?緑茶?コーヒー?私も大好きなのですが、この二つに共通する成分、それはカフェインです。
カフェインは最初コーヒーから検出されたのでカフェインと呼ばれるようになったのですが、飲んだら脳に働きかけ、少し元気になった気分になります。
カフェインの覚せい(眠気覚まし)作用は有名で、元気になった気になるし、記憶力も少し向上することが分かっているので、夜遅くまで起きて仕事や勉強するのに使われることもあります。大事なのはそれは脳にしか作用してなくて、体が元気になったのではないということです。
カフェインをたくさん摂って元気に仕事をしても、実はそのぶん、体にとってはストレスです。後で疲れが出てしまうのですね。
また、カフェインには利尿作用があります。しかし、むくみ取りに使うのは危険です。ミネラルバランスを考えずに水分をどんどん外に出してしまうので、脱水症状を引き起こしてしまいます。なので、コーヒーや緑茶を飲んだらその分水分を補充する必要があります。
麦茶や野草のお茶は基本的にカフェインは含んでいません。中には利尿作用のあるものもありますが、それは余計なミネラルを外に出すための利尿作用なので、脱水症状を引き起こさないと言われています。水分を摂るのなら緑茶やコーヒーではなく、そういったお茶を選んでください。