食べ物の大切さ

なかよしやっきょくさんの写真

写真はこの前の土曜の午後に訪れた、倉敷のお寺でたくさん咲いていたアザミです。アザミは華やかな野草で、たくさんの種類があり、ヨーロッパでもよくみられます。アーティチョークというお野菜をご存知でしょうか。それもアザミの一種の巨大なつぼみなのです。アザミは婦人科の不調に使われたり、成分が肝臓の薬になったりするそうです。根っこをきんぴらにしたり、葉っぱを火であぶってから炒め物に使ったり。いろいろできます。

さて、このお寺では、自主上映の映画の上映会があり、それを鑑賞しに行ってきました。何の映画だったかというと、「いただきます」というタイトルの、福岡の、とある保育園のドキュメンタリーです。給食にとても力を入れていて、無農薬野菜、無農薬のお米を使い、年長さんのクラスのみんなが、自分たちで保育園全体のお味噌を作ります。その量、毎月100kg。実は、これは、普通の街なかにある認可の保育園です。

玄米、お味噌汁。これは毎日必ず使用されるメニューで、肉、卵、牛乳は全く使用せず、タンパク質は納豆などの豆類、もしくは魚で補います。それを始めた先生は、86歳まで園長を続け、園長を交代しても、約40年続けているという保育園です。アトピーなどのアレルギーで悩む子どもたちが入園すると、半年でだいたい改善するという不思議な保育園。

ここでは、赤ちゃんは離乳食からお味噌汁を飲むようになるのですが、映画では、息継ぎをほとんどせずに、ぐびぐび飲み干します。体が要求する飲み物であるかのようにすごい勢いで吸い込んでいきます。

大きな子どもたちの外遊びは結構激しく、急な山の斜面を、木の根っこの隆起を足掛かりにみんなで登ります。体を一杯動かした後の給食、お腹ペコペコで、がつがつ食べて、全員ほとんど残飯ゼロ。考えてみてください。皆さんのご家庭で、いま、お子さまに同じメニューを出して、残飯ゼロにできるでしょうか。

その保育園の子どもたちは、健康体で、インフルエンザが流行しているときも、学級閉鎖なし。これが食べ物の力です。生きる力を身に付けて、元気に小学校へ進学していきます。自分の家の食事を振り返って、子どもたちが小さい時、どうだったかな、と考えさせられる映画でした。皆様にも、ぜひ見て頂きたい映画でした。