写真は八重のドクダミです。かわいいですね~。薬局のスタッフのおうちに生えているのを切ってきてくれました。早速花瓶に入れて飾ります。
そんなにかわいいどくだみの花は、見た目にそぐわず、すごい匂いがあります。皆さんご存知ですよね。八重も同じなのですが…。実はそのにおいの正体は「殺菌成分」。怪我したときにその汁を塗り付けると抗菌効果を発揮して化膿しにくくなります。
そして、このタイトルにある、お尻が痛くなる病気、つまり痔にも使われるのですね。長時間煎じた液を塗るとすぐよくなるらしいですよ。ドクダミは十薬とも言いますが、10種の効果を持つすごい薬なのです。便秘も改善するし、化膿症にも良いし、デトックスにもなりますし…。というわけで、今日はお尻の、痔の話をしたいと思います。
実はこの季節、痔の患者様が増えます。なぜでしょう。皆さん、なんだか最近お腹の調子がくるってませんか?世の中は雨が多くて湿気ている。また、お天気のいい日は汗を沢山かいてしまう。お腹の中の水分バランスが崩れやすい季節なのでしょう。汗を沢山かいたら体から水分が抜け落ちてしまって、便からも水分がなくなるから固くなる。また、逆に周りが水分一杯だから、腸の中にもいっぱい。また梅雨時で冷えると下痢してしまう。この、便秘や下痢が痔の原因になるのです。この時期は、冷たくない水分をしっかりとって体から水分が抜けないようにしましょう。お腹を冷やさないように、気を付けてくださいね。
肛門の中がうっ血して、そこが出血してしまうことがあります。内核痔の、切れ痔になるのですが、それは、お薬だけで治るみたいです。しかし、そのうっ血した腫れがどんどん大きくなってきて、外にはみ出してしまったら、手術しないと治らないみたいですね。でも生活に支障をきたさないのだったら、そのまま、お薬を使いながら、仲良く痔と暮らすこともできるみたいです。痛かったり出血がひどい場合は、お医者さんと相談してくださいね。
トイレに座る時間が長い人、水分をあまりとらない人、朝ご飯を食べない人、仕事が同じ体勢でいる事が多い人、お風呂はシャワーだけの人、などは、痔になりやすいそうですよ。思い当たりませんか?3人に1人は痔だと言われる世の中、恥ずかしがらずに、相談してくださいね。