暑すぎる夏、水と塩分摂取のタイミング

なかよしやっきょくさんの写真本当に暑い日が続いていますね。大雨の後は猛暑、お天気に翻弄される今年の夏です。車の温度計が40℃を表示すると、疲れが押し寄せてきます。
写真はやっと実った薬局の裏にあるホオヅキです。かわいいので暑さの疲れを癒されたような気がします。
なかよし薬局では最も被害が大きかった倉敷市真備町の避難所の一つ、薗(その)小学校、それから玉島のボランティアセンターへの医薬品などの物資の供給を行っております。岡山NPOセンターからの依頼によるものです。

連日の報道で、ボランティアで被災地に入られている方々が熱中症で救急搬送される話題が出てきます。ボランティアに行かれる皆さんは水分も塩分もしっかり摂って頑張っておられることとは思うのですが、そのタイミングはどうでしょう。ニュースでも熱中症の話題は事欠きません。小学生が熱中症でお亡くなりになった報道もありましたし、これだけ報道されたら熱中症対策はばっちりなはずなのに…。全然減りません。

 水分、塩分は汗をかく前に摂ってください。汗をかいてから水分と塩分を摂っても、すでに体の水分が減った状態だと、塩分が体の中を回るのに時間がかかってしまいます。大切なのは、水分と塩分を満たした状態で活動することなのです。高血圧の方は塩分を気にして摂らない傾向があるかもしれませんが、活動前だけは特別許して、お味噌汁などの塩分と水分をしっかり摂るようにしてください。それから、35度を超えるような暑い日に活動したら10分に1回休憩と水分塩分補給です。特に湿度が高いと、汗が滝のように流れますから、その都度摂るようにしてください。

 塩分の中に含まれる、ミネラルは筋肉の活動に不可欠です。足りなくなってくると筋肉が思うように動かず、痙攣してしまいます。皆さんの心臓は筋肉で出来ていることをご存知ですか?熱中症で死亡する方は、心筋が思うように動かなくなってしまうからなのです。だから、いかに塩分が大切か心して、必ず塩分濃度を皆さんの体の中でキープしてください。では、しばらく暑さは続きますので、ボランティアに行く方も、仕事をする方も、家事をする方も、くれぐれも倒れないように気を付けて、健やかで楽しい夏をお過ごしくださいね。