暑いですが皆様お元気でお過ごしでしょうか。台風12号、西日本豪雨災害で被害にあわれた皆様にはお見舞い申し上げます。
写真は薬局のグリーンカーテンです。朝顔がずいぶん伸びて、そろそろカーテンらしくなってまいりました。待合室から外を眺めるときに少し涼を感じて頂けるといいなと思います。建物の反対側は、ゴーヤのカーテンが出来つつあります。収穫もできているのですが、あまり大きな実がなりません。暑いからですかね~。
さて、最近夏かぜの患者さんが増えてきました。皆さん、だいたい、喉の痛みを訴えて、その後咳が出ているように思います。エアコンの風に当たって眠ると喉を痛めて咳が出て…という感じだと思います。そういう私自身も風邪を引いてしまっていたのですが、数日、咳に苦しみました。豪雨の後の猛暑で体力が低下しているうえに、エアコンで体が冷え、抵抗力がさらに弱り、ウイルスが体に侵入してしまったのでしょうね。猛暑にいったん風邪を引いてしまうと、暑さでどんどん体力が奪われていくので、回復がとても遅くなります。さらに、暑いからと言ってエアコンに当たりすぎると、その冷えがさらなる悪化を招きます。
また、被災地の場合は、基本的にすごい量の砂や、ほこりが舞っていますので、粘膜が傷んで、余計にウイルスが侵入しやすい状況になっています。被災地の皆さんは気を付けてください。
夏の風邪の予防対策についてまとめます。被災地ではマスクは必須です。暑いから食欲がなくて栄養が偏りがちです。食べやすい麺類やアイスクリームばかり食べる傾向がありますが、炭水化物や糖質の食べ過ぎは、ビタミンやミネラルの接種が少なくなってしまううえ、体の中のビタミンを破壊し体のバランスをどんどん崩していきます。夏だからこそ、炭水化物は控えて、たんぱく質や野菜類をしっかりとるようにしてください。夜はよく眠るようにしてください。暑くて寝苦しいかもしれませんが、首のあたりに氷枕を入れたり、冷たく感じるシーツなどを使用していただくのもいいでしょう。エアコンも暑い夜は使用していただかないと熱中症になってしまうのですが、風が直接体に当たらないようにしてください。
夏かぜをひいてしまったら、予防と同様に夜は必ずしっかり眠っていただいて、体力を回復してください。食べられるようでしたらたんぱく質も野菜もしっかり食べてください。水分補給も、お忘れなく。