写真は先週末、吉備津神社で見かけた梅の花です。梅の木が何本かありましたが、一本だけ、かわいい花を咲かせていました。
梅の実は未熟な青いうちに収穫して、藁を焼いた煙でいぶし、燻製にすると、生薬の烏梅(うばい)というものになります。風邪をひいたときに洗って煎じたらいいそうですよ。梅干しも、黒焼きにして、熱いうちにお湯を注いで、崩れたものを飲むと良いそうです。
また、梅干しは、食欲を増進したり、胃を元気にする薬、としても知られていますよ。ミネラルやクエン酸もたっぷりで、夏の熱中症予防にもなるし、夏でも冬でも使える、万能薬ですね。
さて、とうとうやってきました、インフルエンザの季節。冬休みにいろんなところでもらってきたウイルスが、学校のスタートと同時に蔓延し、同じクラスのみんなが一度にお休みするようになってしまいます。
インフルエンザや寒波って、ちょうど、成人式やセンター試験の時期と重なるのですよね。新成人や受験生への試練です。
ところで、最近のインフルエンザの飲み薬、ご存知ですか?新しい飲み薬(ゾフルーザ)は1度飲むだけでよいものが出ています。通常大人は1回2錠(体重が80㎏以上の方は4錠)飲みます。とても手軽にはなりましたが、胃腸が悪くなりやすい人は、一回で済むだけの吸入薬(イナビル)がいいかもしれませんね。吸入薬は一度に2キット(計4回)吸入したら終了です。お子さんは1キットだけ吸入します。
新しいお薬がいろいろと使われるようになり、インフルエンザの直りは早くなりましたが、熱が下がっても、まだ体からウイルスが出ていますので、発症して5日、もしくは、熱が下がってからまる2日は学校をお休みしないといけませんので、お忘れなく。皆さんにうつしたらいけませんから、元気になってもおうちで我慢してくださいね。
では、外出するときは人混みを避けて、毎日の体調管理を万全に、冬を元気に乗り越えてくださいね。