日中は夏のような暑さですが、
まだ夜や朝は冷え込みますね。
写真は薬局の北側一列に元気に成長したイモカタバミです。
ただいま満開で、主食とするシジミチョウがたくさん飛んでいました。
カタバミにはいろんな種類がありますね。原種は黄色い小さい花の咲くものですが、どれもだいたい食べられます。
すっぱいですし、シュウ酸が多めですから、花も葉もサラダの飾りやアクセントなどにいいかもしれません。
さて、先日風邪の患者様に抗生物質が出され、
良くなったらやめても良いのか
という質問をいただきました。
細菌感染が疑われるときは、
抗生物質が出されることが多いです。
抗生物質はばい菌を殺すお薬なのですが、
最近耐性菌が問題となっています。
抗生物質を途中でやめてしまうと、
生き残った菌が耐性を獲得して増えてきますので、
最期まで飲んでいただくことをお願いしています。
しかし一緒に出される、
解熱剤、咳止めなどは、
良くなったらやめていただいて大丈夫です。
中でも解熱剤は熱が下がったらやめてください。
一般的に解熱剤、痛み止め、消炎剤は
良くなったらやめても良い薬です。
特に、頭痛薬などとして使用される薬の中では非常に依存性の強いものもあります。
飲み続けると痛みに敏感になってしまい、
その薬を飲んでいないと痛みが継続してしまうことがありますので、
十分気を付けてください。
高血圧、糖尿病、高脂血症などの薬は
「一生飲み続けないといけない」
と思っておられる方が多いようですが、
もちろん、良くなればやめられます。
そのために、生活習慣を見直さないといけません。
それを無くして勝手に良くなりませんので、ご努力ください。
また、やめるときはお医者さんと相談してくださいね。