
【血圧下がってますよね】
こんにちは。なかよし薬局の中山です。
写真はアルバイト先の大学で見かけるノブドウです。
二枚の写真を見比べていただくとわかると思うのですが葉っぱの形が違います。でもどちらもノブドウ。同じ株でも葉の形が違うことが有ります。
面白いですよね。
そろそろ収穫時期が終わりかけ…。ノブドウはとてもきれいな実が出来ますが、ヤマブドウとは異なり、食べられません。
大体写真くらいの状態の時、枝を葉っぱごと刈り取って洗って乾燥させてお茶にします。
これが、すごくいいお薬になるのです。ずっと飲んでいると肝臓に働きかけ、脂肪肝などを改善したり、高血圧、糖尿、関節炎、不整脈、花粉症にも効果があると言われています。
味は特に癖もなくおいしいので、お勧めです。
ところで、最近血圧が下がっていませんか?おうちで血圧を測定している人は、病院で測定する血圧との違いを感じていませんか?
白衣高血圧と言って、おうちで測る血圧と病院で測る血圧との差が20mHgくらいある方が結構いらっしゃいます。
夏場は血管が開くので血液が通りやすくなり、血圧が下がりやすいです。あまり下がりすぎると脳に血液が回らなくなりますので、少し危険な状態になることがあります。
特に高齢者のかたは、脳に血液がちゃんと行き届かないのは認知機能にもかかわる大きな問題で、日本高血圧学会による「高血圧ガイドライン(JSH2014)」では、74歳までは140/90mmHg未満、75歳以上は150/90mmHg(人によって140/90mmHg未満)としています。
75歳以上の方は、血圧が少々高めでも許されることがあります。お薬で無理やり下げなくても良い時代が来ています。
おうちでマメに血圧を測定して、それを手帳につけて病院に持っていくようにしましょう。
血圧の高い低いはあまり自覚症状がないことが多いですが、なんだかぼんやりする、ふらふらする、といったことがあればもしかしたら下がりすぎているかもしれません。
病院で先生に測定値を見てもらって、お薬を調節してもらいましょうね。冷夏とはいえ、下がりすぎたままこの夏を超えるのは危険です。