低気圧になると、体調、崩れませんか?

このところよく晴れていたのですが、本日は雨模様の岡山です。
雨の中、薬局を開店してすぐに、傘をさしてお越しの患者さま。
「先日お薬お渡ししたばかりなのにな~」と思って手元を見ると、写真のような美しいトルコキキョウの花束。
薬を貰いにお越しになったのではなく、わざわざ畑で育てた花を切って持って来てくれたのでした。
なんとありがたいこと。
大切に飾ります。ありがとうございます。
花には癒しの効果がありますね。薬局の空気が変わります。

梅雨どきですから、何かとお疲れの方も多いと思います。
雨の時は頭痛したり、関節が痛くなったり、不思議と自覚症状が増えるものです。
「気圧が低いと体調が悪くなる。」
どこかで聞いたことありませんか?
雨ふりは、低気圧の時の自然現象。
そもそも、気圧とは? 
大気の圧力ですよね。
空気がみなさんを押している力です。その圧力は体の中にも及んでいます。
体の中で何が起きているのか。
高気圧の時は、圧力が高いわけですから、血管は縮みます(細くなります)。逆に低気圧の時は、押す力が弱まるので、血管は開きます(太くなります)。
血管が太くなると、まわりの組織を圧迫します。神経細胞が通っていれば、神経細胞も、圧迫し、それが痛みとして感じられます。
こういうわけで、低気圧の時は痛みが出やすいわけですね。

もう一つ、片頭痛というものがあります。これは気圧にかかわらず起こる頭痛ですが、血管の拡張が関係しています。
人によって、片頭痛に予兆が見られる方がいます。妙な光が、視界に現れます。ぎざぎざした形で、プリズムを通してみるように虹色に輝く、小さな光の窓が視界にでき、それがだんだん大きくなります。そしてやがて、爆弾頭痛がやってくる。
片頭痛は血管が何らかの原因で収縮し、次に拡張する時に痛みが発生します。
予兆は血管が収縮している段階と言われています。
予兆が分かる人は、その時に服薬するとずいぶん後が楽になります。

このように、血管の収縮、拡張は痛みと密接に関係しています。
私がみなさんの痛みをとって差し上げることはできませんが、こういうことを知っておくと、中でどうなっているのか、なんとなくわかって、痛みとお付き合いが出来るように・・・・なりませんよね。
失礼いたしました。
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