
湿度の高い、この時期、薬局の周辺では、写真のような、ハグロトンボがよく飛びます。
一昨年はたくさん群れていたのですが、なぜか去年と今年は数が少なく感じます。
年によって違うのでしょうね。
蝶のようにひらひらと飛び、木の葉にとまって黒くて美しい羽を開いたり閉じたりする姿は、とても優雅で、涼しげに見えます。湿度と気温の高い時期は、体から出た汗を乾かすことができないため、気化熱を利用した体温調節が難しくなり、熱中症になる危険性が非常に高まります。
実は昨日、私事ですが自分の子どもが学校、部活のあと熱中症で熱を出しましたので、
去年のブログ脱水症とスポーツ飲料、経口補水液
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でご紹介致しましたOS-1のゼリータイプを飲ませました。やはり経口補水液を常備しておきますと、対応が早くできますので安心です。
今朝は元気になりまして学校に参りましたが、どうしても部活動は休みたくないらしく、本日も心配をしておかないといけません。やれやれです。
OS-1には液、ゼリー、粉末がございますので、何かストックしておくと良いように思います。
もちろんほかのメーカーのものでも構いません。
さて、経口補水液にはミネラルが多く含まれております。
ミネラルつながりで、どんなミネラルが体に必要なのか、何が不足したらどんなことになるのか、今回は簡単にお話しいたします。
ミネラルは、無機質とも呼ばれるのですが、いわゆる炭素、酸素、水素など、体の基本を構成する有機物に含まれる元素を除いた、元素です。
人に必須のミネラルは、Wikipediaの情報を借りると
・ナトリウム
・マグネシウム
・リン
・硫黄 – 必須アミノ酸のメチオニン、非必須アミノ酸のシステイン、ビタミンB1、ビオチンに使われる。
・塩素
・カリウム
・カルシウム
・クロム
・マンガン
・鉄
・コバルト – ビタミンB12に使われる。
・銅
・亜鉛
・セレン
・モリブデン
・ヨウ素
です。
食塩に含まれるナトリウムと塩素も必須です。
カリウムは野菜や果物に多く含まれます。
リンは魚介類や肉類など、
カルシウムは乳製品や小魚などに多く含まれます。
でもほかのものは全体的に魚介類や海藻に多く含まれます。
なぜでしょう。
実は海水がミネラルの宝庫なんですね。
海水を飲むわけにいかないのですが、魚介類や海藻類を加工前のものから自分で調理し、摂取することで、ミネラルは補給できます。
微量元素と呼ばれる亜鉛や銅、モリブデンなど、大事な酵素の補酵素になります。
それが欠乏することで、筋肉が引きつりやすくなったり、精神に影響するものもあります。
ゆでた後の魚介類をスーパーでよく見かけますが、ミネラルはほとんど抜け落ちてしまっています。
難しいかもしれませんが、生のままで購入し、お汁も頂く。
毎朝のお味噌汁を作るとき、だしの素を使用せず、いりこや昆布でだしをとる。
そういったひと手間が、体を支えるのですね。
何か出来ることが一つでもあれば、やってみましょう。
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