今、なぜ、セルフメディケーション?

秋になりましたね。
ブドウの最盛期を迎えている温室と秋空、私の好きな景色です。
なかよし薬局ではこれまで頑張ってくれたグリーンカーテンを取り外し、朝顔のつるを使ってリース作りに入ります。
先日、患者様のトラックの荷台に乗っていたたぬき。可愛い顔で見上げていました。
畑に迷い込んだたぬき君は、まだ赤ちゃんで、患者様の家族の仲間入りをするそうです。
平和な秋です。秋と言えば食欲の秋。新米、お芋、ブドウ…etc.
何を食べてもおいしい季節ですね。おかげさまで、炭水化物の吸収を抑制するサプリも売れ行き好調です。ありがとうございます。なかよし薬局は、健康食品の販売、一般医薬品の販売を拡充いたしました。
社会全体が、セルフメディケーションという考えに流れています。
さて、セルフメディケーションとは何でしょうか。
セルフ=自分たち、で、
メディケーション=薬を選んで、軽い病気であれば自分で治療や手当てをする、
ことです。これまでは、風邪をひいたらすぐ病院へ!という風潮だったのに、今、なぜそのようになったのでしょうか。

日本は国民皆保険という素晴らしい制度を持っています。国民はみんな保険制度に入り、保険料を払うことで、0~3割の医療費負担で医療行為を受けることが出来ます。
たとえば、1割負担の患者様が病院や薬局で1,000円払ったとすれば、10,000円分の医療行為を受けたことになります。
残りの9,000円分は国や自治体などの保険料や税金などでまかなわれています。

この9,000円は、みなさんが納めたお金でまかなわれています。
でもその保険料のプールが、どんどん減ってきています。
日本の皆さんが税金や保険料を払わないから?
不景気の関係で徴収する保険料は減っているのかもしれませんが、何よりも使用量が増えて行っているからです。
前に残薬問題についてお話ししましたが、それもその対策の一つです。

それより、日本は未曽有の高齢化社会に足を踏み入れています。

高齢の方は、どうしても病院にかかる機会が増えます。
これからも高齢の方は増えて行く一方です。

日本は何とかして病院に行かなくてもいい高齢者を育てたいと考えています。
それで、「禁煙しましょう」「運動しましょう」「バランスの良い食事をしましょう」と声をかけてきましたが、医療機関の利益にはなりませんので、医療機関からそのような声かけはそこまで積極的ではないように思います。
だから改善しません。

そして、セルフメディケーションです。保険を使用する病院通いは避けて、薬局で自分で薬やサプリを購入して病気がひどくならないように、または病気にならないように、気をつけて下さいと、声をかけるようになったのです。
毎晩お酒をたくさん飲んだり、タバコをたくさん吸ったり、不規則な生活をしたり、甘いものばかり食べたりして、不摂生をして、風邪をひいたり、生活習慣病になっても、かかる医療費がそんなに高くないので、甘えが生じているような気も、しなくもないのです。

たばこを吸わないで、と声をかけても、
「わしは病気になっていつ死んでもええんじゃ。」
と返事してくれる方が結構いらっしゃいます。
「簡単に死ねると思ってても、それが結構難しいんですよ。入院したり、管をつけたり、長い間苦しまないといけないこともあるんですよ。医療費だってこれから高くなるんですから。」
と説明をするようにしています。

だから、今、肥満を予防することだったり、禁煙することだったり、運動することと言うのは、本当に大切なことなのです。

薬局で出来ることは、みなさんにいろいろとお話をして、サプリをご案内したり、自分で治せる程度のものだったら、市販の薬を選んであげたりすることなのです。

どうか、将来の自分や、自分の子供たちのために、社会の保険制度を守るために、自分の体と向き合ってほしいと思います。
この秋、おいしいものたくさんありますが、よく考えて、召し上がり方を工夫して、健康にお過ごし下さいませ。
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