冬に元気なウイルスたち。マスクは有効?

昨日、節分も終わり、本日は立春ですね。
立春ですが、まだまだ寒さが身に沁みます。
寒いなあと思いながら薬局の前の桜のつぼみをふと見てみると、写真のようにちゃんと成長していました。
凍てつくような寒さでも、植物の生命の営みは滞ることなく、花をつける季節のために、ちゃんと準備をしている。しなやかな強さのようなものを感じました。
しかし、こんなに寒いと風邪をひく方もなかなか減りません。嘔吐や下痢の患者様も増えてきました。
冬は、風邪、流行性胃腸炎など、ウイルス性の感染症が流行します。
なぜでしょう。
冬は体が冷えるから風邪をひきやすい、おなかが冷えるから下痢しやすい。・・・だけでしょうか。
ウイルスというのは、もっとも小さな生命体と言われています。
いわゆるばい菌(細菌や真菌)の大きさは、1μm(マイクロメートル、百万分の1メートル)~数十μmです。
それに対して、ウイルスは数十nm(ナノメートル、十億分の1メートル)です。とても想像が出来ない大きさだと思うのですが、いわゆるばい菌の1000分の1くらい小さいものなのです。
冬になると空気が乾燥します。ウイルスは小さくて軽いので、乾燥するとどうなるでしょう。舞い上がります。細菌と違って水分が無くても長時間生存することができます。湿気が無くても、平気なのです。
小さいので隙間を通って人の体に入ります。小さいので気管支の奥まで入ります。
ウイルスは空気中で増殖することはないのですが、人の体に入って、さらにその細胞の中に入り込んで増殖します。そしてその細胞を破壊して次の細胞に移ります。
インフルエンザの場合は、気管支の細胞に侵入し、そして破壊をするわけですね。
胃腸炎の場合は腸の粘膜に入り込んで細胞を痛めつけるというわけです。
目の細かいマスクがないと、ウイルスの侵入を食い止めることはできないのですが、いくら目の細かいマスクをしていても、鼻が出ていたり、顔とマスクの間に隙間が出来ていては意味がありません。
しかし、非常に目の細かいマスクをつけて、顔との間に隙間もなく、しっかり付けていた場合、とても息苦しく感じます。
じゃあどうやって予防したらいいの?とお思いになるかもしれません。マスクは有効です。別に目が細かくなくても大丈夫です。マスクがなぜ有効なのかと申しますと、鼻やのどの粘膜の保湿ができるからです。乾燥した状態は、粘膜に隙間を作ります。そしてウイルスの侵入を容易にします。
しっかり保湿することで、粘膜が強くなり、ウイルスが入ってきても、感染しにくくなるのですね。
神経質になり過ぎず、マスクのご使用は、こういう理由でお勧めです。
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