今朝ラジオを聞いておりますと、本日までが立夏の期間というお話がございました。明日から本格的な夏が暦の上から始まるのでしょうか。暑くなりました。薬局の前の桜の木も、葉がもう夏仕様です。
この日曜に、薬局にクリーニングの方に入ってもらいまして、薬局の床をきれいにしてもらいました。写真のように床が鏡のようになっています。今はあまり使われなくなった試薬瓶なども入手いたしまして、ちょっと飾っています。これまでと一味違うなかよし薬局へお越しくださいませ。
雨もよく降るし、お天気がいい日もあり、気温が上がってきて、悩ましいのが草が伸びてくること。草取りを頑張って、腰痛になってお越しになる患者様がたくさんいらっしゃいます。また、季節が不安定だと頭痛したり、神経痛が悪化したり・・・
というわけで、本日は痛みの話をします。
腰痛は、腰の骨のゆがみや無理な負担がもとで、骨に神経が押されることなどが原因で起こります。
怪我や手足の使い痛みや筋肉痛も、原因から発生する発痛物質というものが痛みの根本にあります。それだけではそんなに痛くないのですが、発痛物質の信号をもっと大きな信号として神経に伝える増強物質というものがあり、それのせいで「痛い、痛い」と感じます(偏頭痛に関しては少し違いますが、それについてはまた今度お話します)。
普通の痛み止めは、その増強物質の邪魔をして痛みをあまり感じなくします。原因を治しているわけではありませんので、痛み止めに頼りっぱなしにならないようにしてくださいね。
また、神経そのものが感じる痛みがあります。それは「神経痛」と呼ばれるものです。加齢によって増えてきますし、ヘルペスなどで神経細胞が損傷を受けた後も痛みが続きます。そこには何も悪いところが無いのに、神経が「痛い」と感じ取ってしまうのです。それには最近いいお薬が出来まして、神経痛に良く効きます。神経に直接作用して痛みを取ります。普通の痛み止めでは治りません。しかし神経の塊である脳に作用して眠くなることがあるので気を付けて下さいね。
そして、これまでの痛みと全然タイプが違う内臓痛。胃やお腹の痛みは、内臓が痙攣を起こして痛みを発生しています。ときどき「胃が痛いから痛み止めをくれ!」と言われることがありますが、普通の痛み止めは胃を悪くすることもあります。
通常はその痙攣を抑える薬や胃薬が出されますので、間違えないようにしてくださいね。