台風がまたやってきましたね。被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。
薬局周辺は、強い風もなく雨が降ったりやんだりで、昨日は穏やかな涼しい一日となりました。
写真はそんな折、良く茂ったグリーンカーテンのゴーヤの葉に、アマガエルが止まっていたのを発見したものです。今年はゴーヤも良く実り、たくさん収穫できました。
さて、ここ数日、毎日のようにハチやムカデに刺された患者様がお越しです。秋口は蜂も獰猛になりますので、十分気を付けてくださいね。前にもお話しましたが、刺されたらすぐ病院へ。
蜂の毒、病原菌など、一度体内に入った異物は、分解された後、その一部分が免疫をつかさどる細胞に記憶されます。次に同じものが体に入ってきたときに、急いで迎え撃ってやっつけないといけませんから。
その機能を利用したものが、ワクチンです。たとえば結核菌は、初めに「ツベルクリン」で、その人に結核菌に対する免疫があるかどうか確認した後、免疫がまだできてなかったら「BCG」というもので人に感染力の無い結核菌を接種します。そうすることで、結核菌を体に覚えさせるわけですね。
しかし、一度覚えた相手が再びやってきたとき、迎え撃つ反応は激しいもの。それが行き過ぎたものがアレルギーです。アレルギーは、異物を排除するだけではなく、異物ではないはずのものにまで反応してしまって、自分自身を激しく攻撃してしまいます。そうすることで痒みや腫れ、血管が広がりすぎることによる急激な低血圧をひきおこし、アナフィラキシーショックと呼ばれるものは血圧が下がりすぎることで命にかかわる状態にまで陥ります。なので、2回目以降、蜂に刺された時が、怖いのです。
私自身は、実はまだハチに刺されたことが一度もありません。蜂に止まられることは多いのですが。スズメバチが止まっている時は気が気ではなく、動けなくもなるため、じ~っとしています。それが良いのか、しばらくその辺を這った後、どこかへ飛んで行ってしまいます。
でも、今年は刺されそうな気もします。皆さんも気を付けましょうね。