随分涼しくなりました。本日の薬局周辺は、しとしと雨降りです。今になって、薬局の待合から見えるグリーンカーテンの朝顔が、元気です。西洋朝顔なので、酷暑は苦手なのかもしれませんね。真夏は早朝咲いてすぐしぼんでいましたが、今は夕方まで咲き続けています。それと対照的に、向かい側の桜並木は紅葉が始まっています。秋ですね。 風邪ひきさんも増えてきました。薬局にお越しの患者様は熱はあまり高くなく、のどの痛みや咳を訴えてお越しの方が多いです。もう冬用のパジャマやお布団を出しておかないといけないのかもしれません。明け方、思いのほか冷えることがありますのでお気を付けくださいね。関東ではすでにインフルエンザで学級閉鎖の学校が出たようです。これが大流行につながるのかどうかはわかりませんが、もうそんなシーズンなのかと思ってしまいます。 また、ご高齢の方はこの時期、肺炎を起こされることがあります。痛み止めと称して解熱消炎鎮痛剤を飲み続けておられる場合、風邪をひいても発熱が遅れるため、病気の発覚が遅れ、やっと熱が出たときは肺炎を発症してしまっているパターンもあります。肺炎は抵抗力の弱い高齢の方には命の危険性がありますので、この時期は「肺炎で○○さんが入院した」と聞くとこちらもドキドキします。 肺炎球菌の予防接種というのも、特定年齢は補助を受けられるような制度も、岡山では、ございますので、利用していただけるとよいかとも思います。肺炎球菌のワクチンは、かなり高額なのですが、一度接種すると長期間にわたり効果が持続しますので、補助を上手に利用して摂取されることをお勧めします。 それから、むやみに痛み止めを毎日飲まない方が、病気の発見の遅延を防ぐためには良いと思います。神経に直接作用する痛み止めは続けていただいても大丈夫なのですが、解熱の作用のある痛み止めは、痛いときだけ、続けられるのが良いと思います。中には中毒性のある頭痛薬もありますので、ご自身の痛み止めがどういうタイプの痛み止めなのか、お聞きになられるとよいと思います。 秋の風邪には、お気を付けください。
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