秋の鼻炎の方が増えてます

 写真は先週末、私の子どもとその友達とキャンプに行った際に作成した、ジャコランタンです。欧米のお祭り、ハロウィンのお化けカボチャです。このかぼちゃはオレンジ色でとても美味しそうなのですが、残念ながら美味しくないそうです。中をくりぬいて、目や口を切り取って…中にろうそくを入れました。暗闇で見ると結構迫力ありますよ。さて、夜の冷え込みが強く感じられるようになってきました。風邪が長引いている患者様が増え、待合からコンコン、咳の音が聞こえてきます。そんな中、熱も下がったのに、いつまでも鼻風邪が治らなくて、気が付いたら風邪ではなくて鼻炎だった…という患者様が増えています。

「朝起きたときに鼻水が出る」という訴えが多いように思います。それはアレルギー性鼻炎によくみられる症状です。

稲刈りの時期、薬局周辺は雨があまり降らず、よく乾燥していました。もみ殻などから巻き上がる、アレルゲンとなる物質が、空気中に舞いやすい状態が続いていたので、イネ科植物にアレルギーのある方には症状を引き起こしやすい気候になっていたかもしれません。去年まで秋にアレルギーが出ることはなかったのに、今年初めて発症した人も多いのではないでしょうか。

また、セイタカアワダチソウなどにもアレルギーが出る方も多いと思います。今はセイタカアワダチソウも道端や河原でよく咲いていますね。

アレルギー性鼻炎には、マスクが有効です。風邪の引き始めにもマスクをしてください。マスクには粘膜を保湿、保護する作用があります。風邪が悪化して粘膜が荒れると、アレルゲンが侵入しやすく、鼻炎を引き起こしやすくなります。

アレルギー性鼻炎には、腸の菌や粘膜も関係しますので、ヨーグルトなど、おなかに優しい食べ物も、上手に利用してくださいね。

規則正しい生活、食事も心掛け、この体調を崩しやすい季節の変わり目、お大事にお過ごしくださいませ。