抗肥満薬のおはなし


10月は薬局周辺では晴れた日が多く、乾燥した気候が収穫時期と重なって、舞い上がった塵やホコリがアレルギーを誘発した方が多くいらっしゃいました。ところが、11月に入ると雨が多くなりました。さらにぐっと気温も下がって、薬局でも患者さまと寒さが話題に上ります。今日は久しぶりに青空を見ることができましたので、すっかり赤い葉っぱを落としてしまった薬局前の桜の木の下から見上げてみました。
気温が下がり、秋から冬へというこの時期、…体重計に乗るのが怖い方いらっしゃいませんか?私も最近体重計にがっかりさせられているのですが、なんせ食べ物がおいしいですよね。新米、サツマイモ、カボチャ、柿…。この時期美味しいお鍋をしたら仕上げにご飯や麺を入れて食べてみたり、じっと座って温かいものを飲めばお菓子が欲しくなるし。ということで、問い合わせの多い抗肥満薬についてお話します。
現在、オブリーン、サノレックス、といった処方箋で出してもらえる薬があります。オブリーンは2型糖尿病と脂質代謝異常症を併発していてBMIが25以上の方にのみ使用できます。サノレックスはBMI35以上の方のみ。また、ホルモンの病気で肥満を招いている場合は治療が優先されます。BMIとは、体重kg÷身長m×身長m。たとえば体重が100kg、身長が1.7mの人はBMI=34.6になります。当てはまる方は簡単にはいませんね。中枢に働きかけて食欲をなくするお薬ですので、神経に作用し、副作用も抑うつから眠気まで色々あります。私共といたしましてはあまり積極的にお勧めしておりません。外国の物を個人輸入するのもいけません。 処方薬に、漢方薬で市販もされている防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)というものがあります。これは利尿作用、整腸作用により体重減少が得られます。実際、なかよし薬局にお通いの患者さまで10㎏体重が落ちた方もいらっしゃいます。
(なかよし薬局で販売している特別な納豆菌のエキスカプセルDC-15ナチュラル(約1か月分2,400円)も、8㎏の減量に成功した方がいらっしゃいますよ。)
でも一番いいのは、運動、食事制限ですから、それをお忘れなく。
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