写真は先日薬局敷地内に降りた霜で変化した草の葉っぱです。植物に降りた霜をアップで撮るととても美しいのでいつも霜が降りるのを楽しみにしています。霜が降りる条件をご存知でしょうか。気温は4℃以下、無風だと降りるそうです。地表の温度は気温より低くなりますので、気温が4℃なら地表は0℃に。また、風があると地表面の水蒸気が飛ばされてしまいますので霜は出来ません。
さて、霜ができるほど寒いのですが、そろそろ花粉が飛んでいるようですね。
乾燥した空気で風がびゅうびゅう吹いてくると、くしゃみが止まらない、目が痒くて涙が出る、といった人がお越しになっています。 今は風邪の流行時期でもありますので、花粉症なのか風邪なのかよくわからない方もいるかもしれません。花粉症ならさらさらした鼻水が出続けますが、風邪ひきの場合はだんだんねばねばした鼻水に変わってきます。また、熱があるときは風邪の可能性のほうが高くなります。
花粉の予防には、マスクやメガネが第一選択ではないでしょうか。マスクは鼻もしっかり隠して、予防しましょう。メガネは花粉症用のメガネもありますが、通常のメガネでも眼球に当たる花粉の量は1/3に抑えられるそうです。効果があるのですね。また、洋服も、ウール製品は花粉を寄せ付けてしまいますので、木綿や化繊の洋服がおすすめのようです。髪にも花粉が付着します。
人によっては頭皮が花粉で痒くなる人もいらっしゃいますので、帽子でガードするのもいいようです。
今年の花粉の量は例年に比べると同じくらい、地域によっては多めですが、飛散量は20年前に比べると5~7倍にも増えているようですね。 なぜそんなに増えてしまったのでしょう。花粉の量はその前の夏の猛暑日と深くかかわっているようです。猛暑日とは35℃以上になる日なのですが、猛暑日の回数は年々増えていく一方です。やはり地球環境の変化と人間の健康状態というのは、密接に関係しているのだなあとつくづく感じてしまいました。