熊本県を中心に九州全域を襲った大きな地震、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。一日も早く日常が取り戻せますようにお祈り申し上げます。 なかよし薬局では募金箱を設けまして、訪れた皆様にちょっとずつお預けいただいております。援助物資等、被災地に次々に送られているようですが、東北の経験から、やはり一番貰って喜ばれるのは、お金なのだそうです。授受も簡単ですし、分類する必要がありませんので、人手もかかりません。
薬局の北側、カタバミのピンクの花が毎年咲きます。日当たりは決して良くないのですが、カタバミは冬の間も枯れることなく緑を保ちます。そして蝶の一種であるシジミの住みかとなり、春には蝶を飛ばしてくれます。カタバミは根の塊がしっかりしていて、地上に出ている部分が地下で繋がっているので、元気です。どこかの栄養が不足しても、ほかから調達できるのです。
人にしてもそうだと思います。ちゃんとつながっていたら、補い合うことができると思っています。災害時だけではなく、いろんな場面で、皆さんがしっかりつながっていくことが、その土地の復興に大切だと考えています。
さて、東北の時も、熊本の時も、お薬をずっと飲んでいた方が、被災により薬を失ってしまった場合、役に立つのはお薬手帳です。お薬手帳には、自分が飲んでいる薬の名前が書いてあります。薬の名前は、カタカナで何の意味も感じないものが多いので、覚えるのは大変です。 例えば避難所で「なんという薬を飲んでいましたか」と尋ねられても、「血圧の薬で、白くて丸いくすり。」としか答えられなければ、そんな薬は山のようにあるので、特定できませんし、間違えたら大変です。お医者様に見てもらって、正確に診断してもらわないと、薬は出してもらえません。
お薬手帳さえあれば、同じもの、もしくはすぐ在庫がある似たお薬などが出してもらえますので、安心です。こういった理由でも薬の手帳をお持ちになる事をお勧めします。スマートフォンの方はお薬手帳アプリもございますのでご利用くださいね。http://ift.tt/1i9KW