たかが風邪薬、されど風邪薬

雪の写真ばかりで申し訳ありませんが、また雪が降っております。
こんな日は患者様も少ないのですが、
いつもの患者さんではなく、風邪を引いた患者さんがお越しになります。

よく処方されるのが「総合感冒薬」。
鼻がスッキリして、気分がよくなりますね。
このお薬には、熱、鼻、のど、咳等の数種の薬が予め配合されています。
この中に含まれる、抗ヒスタミン薬には、眠気という副作用があり、自動車の運転などに支障を来すことがあります。
ほかにも、緑内障を悪化させることもありますし、たかが風邪薬と言えど、あなどれません。
熱を下げる成分も、胃潰瘍の原因になることもありますので、じゅうぶん気を付けて、必ず食後に飲んでくださいね。
市販の風邪薬についても同じです。
お薬で病気を引き起こさないよう、ご注意くださいませ。
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寒い季節。おなかの動き、大丈夫?

先週末は全国的に大雪に見舞われたところがたくさんありましたね。
寒い日が続き、雪も溶け残り、いろんなご苦労をされている方もいらっしゃると思います。
ここ岡山(市)は晴れの国で雪などつもる事がほとんどないのですが、20年ぶりの大雪で、薬局の周りも写真のように真っ白になりました。この寒い折、増えるのは便秘の薬。
今日は検査シリーズのお話を中止して、便秘のお話をしようと思います。

便秘というのは、排便が順調に行われない状態の事を言います。順調と思うかどうかは、その人の主観次第。
3日に1回しか出ない人でも、それが規則的で、特に生活に問題なければ、便秘ではありません。
逆に毎日出ている人が、一日でも止まったら気持ち悪くて仕方なければ、それは便秘に含まれるわけです。

気温が下がると、おなかが冷えて、腸の動きが悪くなります。(逆に冷えで下痢する人、食中毒性の下痢などもこの時期起こりやすいですが、その話はまた今度。)
腸の中で便が止まってしまうと、どんどん水分が取られていきます。そうして、便が固くなってしまって、外に出ないのですね。

便を軟らかくする薬があります。便に混じって腸に届くことで、どんどん水分を便に取り込み、固くなりにくくします。しかし、体の水分自体が少なかったり、腸が全然動いていないと、この薬は効きません。
腸を刺激して、排便を促す薬もあります。でも便がカチコチだと苦しいばかりで、出ません。

大事なのは冬場の水分補給。夏に比べて摂取量が少なくなります。トイレも近くなるので飲み物を我慢する人が多いでしょう。
でも、水分は取らないといけないのです。
一日2Lとも言われますが、それは大変。
でも、スープや、お茶でもいいので、少しずつ増やしていって、特に食事と一緒に、水分を多く取ることを心がけましょう。
おなかも冷やさないことが大事です。
おしりの腰に近い部分に仙骨という骨があります。
その骨の上からカイロなどで温めてやると、仙骨から出入りしている神経が、腸につながっているので、腸を温め、動きがよくなります。
水分補給、おなか(おしり?)の温め、気をつけて下さいね。
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検査の季節:血糖値編

節分を終えて、暦の上では春ですが、どうやら全国各地、厳しい寒さに見舞われているようです。
それにしても、冬の夕焼けというのは、どうしてこうも美しいのでしょう。星空も、冬は特別美しいですね。
これは昨夕、小高い場所から撮影したものですが、北風が吹き荒れる中、足を止めてしばし眺めてしまいました。
さて本日は、検査の季節の第三弾として、血糖値のお話をしましょう。
血糖値が高くておこる病気は糖尿病。
糖尿病は、尿に糖が出たら、起こる病気だと思っている方も多いかもしれませんが、実際は、血液中の糖の濃度が高くなって起こります。
血糖値が高すぎて、結果的に腎臓で再吸収しきれなかった糖が尿中に排泄されてしまうのです。こどもの時から起こってしまう、Ⅰ型(インスリン(依存型)糖尿病は、生活習慣病ではありませんが、
Ⅱ型(インスリン非依存型糖尿病)は生活習慣病です。
甘いお菓子や果物、炭水化物、お酒などのとりすぎで、ひっきりなしに血糖値が高くなり、インスリンを分泌する膵臓のランゲルハンス島にあるベータ細胞が、お疲れの状態になってしまっているのです。普通は、血糖値が高くなると、体内のセンサーが働いて、ベータ細胞からインスリン(インシュリンとも言います)が分泌されて、その働きで、各細胞の中に糖が取り込まれますが、ベータ細胞がつかれてしまうと、インスリンが出てきません。

なので、糖尿病は、血糖値が高いままで下がりにくく、古い糖が血管内にや神経細胞に付着したり、体が酸性に傾いてしまったりすることで、別の病気(失明、壊死(えし)、腎機能障害(人工透析導入)、しびれ)を引き起こす怖~い病気です。

近頃特に注目されているのはHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)という数値です。これは、過去1か月間の血糖値の高さを表します。
血糖値は日内変動しますので、一か月をまとめて表してくれるHbA1cの方が、信用性が高いというわけです。
検査の前日に絶食しても、日ごろの食生活がばれてしまうというわけです。

甘いものだけでなく、麺、パン、ごはん、お酒、果物、などなど、血糖値をあげる原因となる食品はいろいろ。
ダイエット方法として、食べる順番を言われる昨今。
野菜→タンパク質→炭水化物
の順で食べると太りにくいと言われます。

野菜の食物繊維が、食品に含まれる油やコレステロールの吸収を妨げることから、そのように言われています。
糖も実は、食物繊維によって吸収が遅れますので、その食べ方には効果があると考えられます。

でも、その順番で食べたからと言って食べすぎては、だめですよ。
糖尿病または高血糖を診断されてしまった方は、なおさら、です。
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